本当の意味での生きる力とは

「生きる力を身につけたいか」と問われたら、多くの人がYESと答えるのではないかと思います。では、「生きる力」とはどんな力でしょうか。経済力でしょうか。それとも人間関係を築く力、あるいは賢さや身体能力、はたまた人から愛される力でしょうか。

東日本大震災で気づいたこと

東日本大震災の時、私は職場から4時間以上歩いて同僚の家に一泊したのち、帰宅しました。家族の無事を確認し、ほっとしたのも束の間、福島第一原発事故のニュースが飛び込んできました。様々な憶測が入り乱れる一方、知りたい情報は得られない。片親の私が、当時まだ小学校低学年だった娘の命と健康を守るにはどうすればいいか、途方に暮れました。放射能にはどう対処したらよいのだろう・・・被災地にできること、すべきことは何だろう・・・娘の近くにいたいけれど、経済的には働かなければならない。でも一番大切なのは、命があることでは?・・・当時の私は自分の中に何の判断軸もなく、様々な情報に触れてもどうしてよいか決められず、無力感と徒労感でいっぱいでした。

身体には知恵がある

そんな中、興味深い事実に気づきました。当時、全く運動していなかったので、4時間歩いたことで当然、筋肉痛になるだろうと身構えていたのですが、何日経っても全く筋肉痛にならなかったのです。(普段はストレッチを数分するだけで筋肉痛になっていたのですが)また私は胃腸が丈夫ではなく、あまり量を食べられないのですが、震災直後から数週間、すごく健康的にお腹が空き、一日三食、食べ盛りの高校生の頃のようにご飯を食べたのです。それで胃もたれもしなければ、太りもしませんでした。私の思考が何の判断もできず堂々巡りしている中、私の身体は、私の生命にとって重要な局面を察知し、それに備えて必要な変化を自ら起こしているように感じられました。

心・思考・身体を統合していくコーチング

震災をきっかけに、どんな時でも自らの基準にしたがって悔いなく判断・行動できるようになりたいと強く思うようになりました。娘には力強く人生を生き抜いて欲しい、そのためにまず、私自身が生きる力を身につける必要があると切実に思ったのです。その思いが昂じ、数年後に退職してコーチになる道を歩み始めました。
コーチングを受けたり、学んだりする過程で、震災の時に気づいた身体の知恵をより深く、はっきり感じられるようになりました。今では大切なことは身体に聞き、身体の感覚から答えを導いています。そして、身体と心(感情)、思考を自分らしい形で統合できるようになっていきました。自分の中に軸ができ、選択と決断がどんどんラクになっていったのです。

その人自身を生きることが、生きる力につながる

様々な問題を抱える現在の日本では、夢を持ちにくいと言われます。お金があれば、資格があれば、持ち家があれば、特定のスキルがあれば・・・少しでも安心を得ようと、人々は色んなものを手に入れる努力をしているように見えます。でも本当は、心の奥底で気づいてはいないでしょうか。自分の外側にあるものを次々手に入れても、本当の安心には繋がらないことを。
お金はなくなったら終わりだし、世の中には同じ資格やスキルを持つ人が沢山います。そして、全く異なる論説や主張が溢れかえっています。時流や環境に流されることなく、「自分の内にあるものを最大限に使って、自分自身で選択・決断する人生を歩いていきたい」そんな願いを秘めた人が、数多くいる気がしてなりません。その願いに近づく道の一つとしてコーチングがあることを、多くの人に知って欲しいと思っています。

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